レスリング女子で世界選手権7度の優勝を誇る新婚、坂本日登美(29=自衛隊体育学校)が、初のアジア大会出場で金メダルに挑む。自衛隊体育学校のアジア大会壮行会が埼玉県内で30日、行われ、坂本は「ロンドン五輪につながる大会で、ぜひ優勝したい」と意気込みを語った。

 10月10日に元レスリング選手で同じ自衛官の小原康司氏と結婚したばかり。新婚ホヤホヤで「支えてくれる人がいるので安心して競技に集中できる」とうれしそう。

 坂本のもともとの階級である51キロ級は五輪種目でないため、08年北京五輪は、女王吉田沙保里がいる55キロ級に挑戦したが、五輪出場はならなかった。アジア大会は、坂本にとって初めての総合競技大会出場となるため「今からわくわくしています」と、新妻ははにかんでいた。