11月の広州アジア大会に臨むレスリング日本男子代表は30日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を公開し、9月の世界選手権のグレコローマンスタイル60キロ級で銀メダルを獲得した松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)らが精力的に実戦中心の練習をこなした。

 スパーリングでは終盤の接戦を想定し、試合時間を残り15秒に設定しての攻防が行われた。アジア大会に向け、松本は「自分の実力が世界2位とは思っていない」と気を引き締め、同選手権フリースタイル55キロ級3位の稲葉泰弘(警視庁)は「アジアのレベルは高いが、絶対に金メダルを取る」と意気込みを示した。