<フィギュアスケート:世界選手権>◇6日目◇30日◇モスクワ

 首位と0・33点差のSP2位から逆転優勝を狙った全日本女王の安藤美姫(23=トヨタ自動車)が、総合195・79点で4年ぶりの女王に返り咲いた。中盤の2回転半からの連続ジャンプで2つ目の3回転トーループが2回転になるミスはあったが、それ以外の要素でほぼ完璧な演技を披露。フリー1位の130・21点をマークした。

 SP首位でバンクーバー五輪金メダリストの金妍児(20=韓国)は、3回転ジャンプが1回転になるなど序盤のジャンプでミスが続き、総合194・50点で2位に終わった。

 日本女子初の2連覇を狙った浅田真央(20=中京大)は、最初の3回転半ジャンプで回転不足をとられるなど得点が伸びず、フリーが114・13点、総合でも172・79点で6位。

 初出場の村上佳菜子(16=愛知・中京大中京高)は冒頭の連続3回転ジャンプの後半で回転不足となるなど112・24点、総合167・10点で8位だった。