8月にパリで行われる、柔道の世界選手権の女子78キロ超級代表の杉本美香(26=コマツ)が28日、愛媛県武道館で行われた全日本実業団体対抗大会で、池田ひとみ(自衛隊)の腕ひしぎ十字固めを受け左肘を負傷。試合後は左腕を三角巾でつり「靱帯(じんたい)だと思う」と説明した。30日に磁気共鳴画像装置(MRI)検査を受ける予定。診断結果次第ではグランドスラム・リオデジャネイロ大会(6月18、19日)を欠場する可能性がある。

 コマツの松岡義之監督は「今後に影響するけがでなければいいが…」と話した。

 杉本は昨年の世界選手権で無差別級と合わせて2冠。4月の全日本女子選手権で初優勝した。