<男子テニス:スイス室内>◇6日目◇5日◇スイス・バーゼル◇シングルス準決勝

 錦織圭(ソニー)が世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を2-6、7-6、6-0で破る大金星を挙げ、決勝に進んだ。

 日本勢が演じた番狂わせでは、1992年に松岡修造が当時世界ランク2位だったステファン・エドベリ(スウェーデン)を倒した例がある。

 世界ランク32位の錦織は第1セットを簡単に落としたが、第2セットをタイブレークの末に取り返すと、第3セットは試合途中に右肩の治療を受け万全ではなかった相手から一方的に奪った。錦織は昨年の全仏オープンでジョコビッチにストレート負けしたが、これで対戦成績は1勝1敗となった。

 準決勝のもう1試合はロジャー・フェデラー-スタニスラス・ワウリンカ(ともにスイス)。