<フィギュアスケート:グランプリファイナル>◇10日◇カナダ・ケベック

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)で5位と出遅れた高橋大輔(25=関大大学院)がフリーで今季自己ベストの172・63点をマークし、総合249・12点で2位に入った。冒頭の4回転ジャンプで着氷が乱れて手をついたが、それ以外のジャンプを完璧にこなすなど、観客を総立ちにさせた。

 ファイナル初出場でSP4位の羽生結弦(ゆづる、17=東北高)は4回転ジャンプを決めるなどフリー3位と追い上げたが、総合245・82点で4位だった。

 SP首位の地元カナダのパトリック・チャンが総合260・30点で2連覇を果たし、フリーで2種類の4回転ジャンプを決めたハビエル・フェルナンデス(スペイン)が247・55点で3位だった。

 ペアはアリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)が制し、高橋成美(木下ク)マービン・トラン(カナダ)組は6位だった。