体操日本女子のエースで、09年世界選手権個人総合銅メダリストの鶴見虹子(19=鶴見ク)が新たな練習環境でロンドン五輪を目指すため、12年4月に日体大に入学することが31日、分かった。大学関係者らによると、スポーツ推薦枠で合格したという。

 日体大大学院を卒業予定の田中理恵(24)が引き続き練習拠点を日体大に置く意向を示しており、日本の二枚看板が切磋琢磨(せっさたくま)しながら五輪代表入りを目指すことになりそうだ。

 鶴見は単位制の東京・大智学園高を11年春に卒業し、五輪まで競技に集中するために大学進学を控えていた。不振の10年シーズンから心機一転を図った11年シーズンは小学時代から08年北京五輪まで指導を受けた中国人女性の陶暁敏コーチに再び師事し、10月に朝日生命を退部。現在は米国でも練習しており、国内でのより良い環境を求め、決断に至ったとみられる。