<テニス:全豪オープン>◇8日目◇23日◇オーストラリア、メルボルン・ナショナルテニスセンター◇男子シングルス4回戦など

 男子シングルス4回戦で第24シードの錦織圭(フリー)が第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を2-6、6-2、6-1、3-6、6-3で破り、4大大会初のベスト8入りを果たした。

 錦織は「何も考えられないくらい今はうれしい。すごい接戦だったので、頭が真っ白になるときもあった。(4大大会で)ベスト8は初めてなのでそれがすごくうれしい。暑かったので体力的にきつかったが、その中で踏ん張って勝てた。これからは未知の世界。マリーは強敵だし、自分の出せるすべてを出したい」とコメントした。

 日本男子の8強は、4大大会で1995年ウィンブルドン選手権の松岡修造以来で、全豪では80年ぶり。錦織の全豪4試合勝利は日本男子初となった。錦織は準々決勝で第4シードのアンディ・マリー(英国)と対戦する。第5シードのダビド・フェレール(スペイン)も準々決勝に進出した。

 女子ダブルス3回戦で森田あゆみ(キヤノン)藤原里華(北日本物産)組は第7シードのアンドレア・フラバーチコバ、ルーシー・ハラデツカ組(チェコ)に3-6、6-3、2-6で敗れ、8強入りはならなかった。

 女子シングルス4回戦は第4シードのマリア・シャラポワ(ロシア)が逆転勝ちでベスト8入りしたが、過去5度優勝のセリーナ・ウィリアムズ(米国)は敗退した。

 9日目の24日は、錦織とクルム伊達公子(エステティックTBC)のペアの混合ダブルス2回戦が組まれている。