フィギュアスケートの世界選手権で2年ぶり3度目の優勝を狙う浅田真央(中京大)ら日本の女子3選手が26日、フランスのニースで初練習し、試合会場の雰囲気や氷の感触を確かめた。同日朝に現地入りした浅田はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で着氷し、2連続3回転ジャンプも決めて本番での挑戦に意欲を示した。

 2年ぶりに出場する鈴木明子(邦和スポーツランド)はジャンプなどを精力的に確認し、強行日程の影響で現地到着時は体調不良だった村上佳菜子(愛知・中京大中京高)も順調な回復を印象付けた。

 男子で前世界王者の高橋大輔(関大大学院)と初出場の羽生結弦(宮城・東北高)もこの日、ニースに到着。前回5位だった高橋は「十分に練習してきた。どういう試合になるのか楽しみ」と笑顔で話した。前回2位の小塚崇彦(トヨタ自動車)は練習リンクで調整した。

 開幕日の26日はペアとアイスダンスの予選を実施。日本勢は本戦から出場する。