フィギュアスケートの世界選手権で2年ぶり3度目の優勝を狙う浅田真央(中京大)が26日、フランスのニースで初練習した。

 浅田は活躍を予感させる初練習だった。この日の朝に現地入りし、夜11時前から公式練習で軽やかにジャンプを跳んだ。際立ったのが3回転フリップ-3回転ループの連続ジャンプ。「世界選手権で入れるつもりでやっている。いけそうだなと思ったらやりたい」と攻撃的な姿勢が戻ってきた。

 日中は街の散歩や男子の練習見学でリフレッシュを図り、氷上では「体を動かすこと」をテーマに滑った。初日から着氷したトリプルアクセルも「名古屋での方が良かった」と自信たっぷり。「全体的にまずまず。明日はもっと良くなるんじゃないかな」と表情も明るかった。