<フィギュアスケート:世界選手権>◇3日目◇28日◇フランス・ニース

 ペアのショートプログラム(SP)に日本勢の先陣を切って登場した高橋成美(木下ク)マービン・トラン(カナダ)組は自己ベストを更新する65・37点で3位につけた。

 演技を終えると、高橋は感極まったように両手を突き上げ、何度もガッツポーズをした。「イマジン」のスローテンポな旋律に乗り、会心の演技で自己ベストを3・83点更新。「満足のいく演技ができた」と喜んだ。

 冒頭、課題だった2人が並んで跳ぶ3回転ジャンプをきれいに決めた。後半の見せ場のリフトでは場内から大きな拍手。この日の演技で欲を出さないように、フリーに向け「きのうまでの(普段の)自分たちで臨めたらいい」と平常心を強調した。