<レスリング:ロンドン五輪世界予選>◇2日目◇28日◇中国・太原

 アジア予選に続き、出場枠を逃した男子グレコローマンスタイル74キロ級の鶴巻宰(自衛隊)は「こんな程度しか強くなれなかったのかと自分にがっかり」とため息をついた。1回戦でペルー選手に快勝したが、2回戦で第2、第3ピリオドを連取されての逆転負け。敗者復活戦ではハンガリー選手から1ポイントも取れずに完敗した。

 世界最終予選は昨年の世界選手権代表の金久保武大(ALSOK)が派遣されるため、自力での五輪出場は消滅。2010年広州アジア大会銀メダリストの実力者は腰などに故障を抱え「コンディションづくりにも課題があったのは五輪に出る資格がないのかな」と下を向いた。