水泳のオープンウオーターのロンドン五輪世界予選(9、10日・セトゥバル=ポルトガル)で日本勢初の五輪切符を目指す3選手が1日、成田空港から出発した。女子の貴田裕美(ALSOK群馬)は「最後のチャンス。経験が力になっているので、五輪出場を決めて帰ってきたい」と引き締まった表情で話した。

 男子は平井康翔(明大)と小林勇斗(ミキハウス)が出場し、日本水連は男女とも原則9位以内で出場権を獲得した場合のみ五輪に派遣する。平井は「五輪出場を決めて、世界で勝つと言えるように階段を上って行きたい」と力を込めた。