<新体操:イオン・カップ世界クラブ選手権>◇最終日◇30日◇東京・国立代々木競技場

 ジュニア個人総合で昨年2位の皆川夏穂(15)は、2大会連続の表彰台には届かず5位だった。それでも、しっとりと演じたボールで25点台に乗せるなど、随所で潜在能力の高さを示し「前半はミスが出たが(フープとボールの)後半2種目は自分の演技を楽しむことができた」と笑顔で終えた。

 日本体操協会は昨年、日本勢過去最高の2位に入った皆川を逸材と高く評価し、英才教育のために本場ロシアへの長期派遣を検討している。皆川は「いいチャンスで(不安より)わくわくの方が大きい。もし行けたら、しっかりと挑戦したい」と話した。