<新体操:イオン・カップ世界クラブ選手権>◇最終日◇30日◇東京・国立代々木競技場

 個人総合で五輪2連覇のカナエワ(ロシア)が欠場した大会で、ロンドン五輪銀メダルのダリア・ドミトリエワ(ガスプロム=ロシア)が別格の演技で主役を張った。ボールでは30点満点で29・400点、クラブでは29・350点の高得点を連発するなど、2位に3・350点差の圧勝だった。

 片足を軸に回転する、ぶれないピボットで見せ場をつくった19歳の銀メダリストは「五輪後の休み明けだったが、観客にベストの演技を見せたかった。ほぼ失敗がなくて喜んでいる」と自賛した。