柔道女子日本代表での暴力行為などを告発した選手15人の代理人、辻口信良弁護士は6日、「ずっと匿名でいくのは理屈の上でおかしいのは分かっている。彼女たちと名前を公表するか再協議し、考えないといけない」と名前の公表を検討する考えを示した。

 日本オリンピック委員会(JOC)女性スポーツ専門部会長を務める柔道元世界女王の山口香氏は「選手が守られることが担保されるのであれば公表もありだと思う」とした上で、「15人には現役選手が多く、今後の競技生活に影響を及ぼすこともある。現状では時期尚早だと思う」との見解を示した。