<W杯スキー:ジャンプ>◇個人第14戦◇17日◇スロベニア・リュブノ(HS95メートル、K点85メートル)

 高梨沙羅(グレースマウンテン・インターナショナル)が通算9勝目となる今季8勝目を挙げ、スキーの日本女子初の個人総合優勝を決めた。

 W杯得点で2位のサラ・ヘンドリクソン(米国)と290点差がつき、残り2戦での逆転がなくなった。国際スキー連盟によると16歳4カ月の高梨はスキーW杯史上最年少の総合王者となった。

 日本勢の総合優勝はノルディック複合の荻原健司に続き2人目。種目別制覇は2007~08年シーズンのフリースタイル女子モーグルの上村愛子(北野建設)らがいる。

 高梨は89・5メートル、92メートルの合計266・9点で2位のコリーヌ・マテル(フランス)に23・6点差の圧勝。茂野美咲(ライズ)は16位、平山友梨香(北翔大ク)は18位、伊藤有希(北海道・下川商高)は24位、渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)は26位だった。