<アメリカンフットボール・パールボウル:東京ガス24-3警視庁>29日◇川崎球場

 今季Xリーグ昇格の警視庁が、初の公式戦で奮闘も黒星を喫した。立ち上がりは硬く、2シリーズ目の守備でに東京ガスにランTDで先制された。

 その後は、粘り強い守備で得点を許さず、前半は0-7で折り返した。第3QにはFGで初得点を挙げたが、直後の第4QにTDでリードを広げられた。その後もTDを狙うが及ばず、3-24で敗れた。

 守備で4ターンオーバーを奪ったが、練習量が少なくパス精度を欠き、要所で3インターセプトを喫したのが痛かった。それでも安藤監督は「選手は堂々とプレーした。守備は80点。とれるところでとれなかったが、通用する自信は得た」と手応え。

 初の公式戦に災害支援活動PRやハーフタイムには音楽隊も出演した。「警察を少しでも身近に感じてもらえれば」と言いつつ、「負けるためにやってはいない、まず1勝。次は2勝」と安藤監督。闘志は衰えず、本番の秋へ意欲満々だった。