フィギュアスケートの元世界選手権女王で休養が続く安藤美姫(25)が30日、約9カ月ぶりに出演するアイスショー(6月1、2日・国立代々木競技場)を控えて記者会見し、ソチ冬季五輪シーズンで「選手としてやっていきたい」と復帰を明言した。

 コーチ不在による調整不足などで、2011年10月のジャパン・オープンを最後に実戦から離れていた。

 安藤はショーではジャンプを跳ばない演目を披露する予定。「いろいろなことがあって、リンクを離れていた。このショーに向けて詰めて練習してきたが、テクニック的にも衰えてしまい、心配だった」と不安を吐露しつつ「スケートに対する気持ちは前よりも大きくなっている」と話した。

 男子で早大1年の羽生結弦はリハーサルで4回転ジャンプを跳ぶなど、左膝の負傷から順調に回復している様子。高橋大輔(関大大学院)は歌手の藤井フミヤさんとのコラボレーションに向け「本番が楽しみ」と笑顔だった。