レスリング世界選手権(9月16日~、ブダペスト)男子代表が30日、長野・菅平での合宿を公開した。

 フリーとグレコが合同で練習したこの日は、夜にバーベキューで決起集会。フリー55キロ級の稲葉泰弘(27=警視庁)と同60キロ級の前田翔吾(26=クリナップ)が、そろって「金メダルを獲得する」と宣言した。

 男子の五輪金メダルは昨年のロンドンで米満が24年ぶりに獲得したが、世界選手権では83年にグレコ57キロ級で江藤正基が手にしたのが最後。日本男子最多4回の世界選手権優勝を誇る高田裕司・強化本部長は「出場選手の多い世界選手権は、五輪以上に難しい。でも、今回はチャンスはある」と期待を込めて話していた。