女子テニスの元世界ランキング1位、マルチナ・ヒンギス(32)の夫(27)が、スイス中部シュビツ州にある2人の自宅でヒンギスや義母らから暴行を受けたとして、警察に被害を訴えたことが27日までに分かった。スイス紙やフランス公共ラジオなどが伝えた。

 夫は「次は銃で撃たれる」との恐怖を感じ、スイスを出国したという。

 夫は23日夜、ヒンギスらにたたかれたりひっかかれたりした上、義母の男友達からDVDプレーヤーで頭を殴られたと主張、24日に警察に被害を訴えた。

 2007年に引退したヒンギスは今年7月に現役に復帰。東京・有明テニスの森公園で開催中の東レ・パンパシフィック・オープンに出場予定だったが「個人的な都合」で本人側から欠場の申し入れがあった。