体操の世界選手権でイタリアの女子選手が種目別平均台終了後に銅メダルを獲得したアフリカ系のシモーン・バイルス(米国)に対して差別的な発言をしたとして、イタリア体操連盟は10日、人種差別を非難する声明を発表した。

 5位に終わったカルロッタ・フェルリトが4位だった同僚のバネッサ・フェラーリに笑いながら「次は肌を黒くすれば、私たちも勝てる」と笑いながら話したことが問題となり、フェルリトが8日に短文投稿サイト「ツイッター」で謝罪していた。

 米国体操協会はイタリア連盟に説明を求めている。