寺川綾(29=ミズノ)の引退会見の一問一答は次の通り。

 -女子選手として現役生活を長く続けたことについて

 寺川

 泳ぐことが好きで、水泳が楽しいと思っていたこと。あと常に世界と戦いたいと考えていた。27、28、29歳になっても自己ベストは出せると、後輩もわかってくれたと思う。

 -女子背泳ぎの若手が育っていないが

 寺川

 背泳ぎの選手は世界に出てもメダルを取ってきていた。自分もそうなりたいと思っていた。後輩たちには、また五輪でメダルを取れるように、コツコツと頑張ってもらいたい。

 -平井コーチにはどんな相談をしたか

 寺川

 辞める辞めないの話はしなかった。先日ご挨拶したときに「本当によく頑張った」と言ってもらった。

 -美女スイマーと言われたことについて

 寺川

 最初はどうしていいかわからなかった。突然、いろんな人に声を掛けられり…。ただそう皆さんがおしゃってくれたおかげで、わたしが出るから試合を見に来た人もたくさんいらした。最終的に水泳ファンが増えたと思うので、良かったと思う。

 -結果が出ずに注目されたときはどうだったか

 寺川

 つらいこともあったが、あきらめることは簡単。続けることがどれほど大変かと考えたときに、あきらめることは、まだ早いとここまで続けてきた。山あり谷ありの水泳生活でしたが、その分、いろいろな方に支えてもらった。そういう人たちに「もったいないよ」と言われる最後になって、良かったなと思う。

 -2020年東京五輪を目指す子にどう接していくか。

 寺川

 ただ泳ぐだけでなく、水泳の楽しさを伝えていきたい。