陸上男子棒高跳びで2月の室内大会で6メートル16をマークしたルノー・ラビレニ(フランス)が、このほど室内と屋外の区別なく世界記録保持者として認められた。国際陸連は1998年から競技場の規定を満たしていれば屋根の有無にかかわらず世界記録とするルールを導入しており、史上最も高く跳んだラビレニの記録は室内だけでなく、屋外も含めた世界記録となった。

 従来の世界記録は、室内がセルゲイ・ブブカ(ウクライナ)が93年に出した6メートル15で、屋外は94年にマークした6メートル14だった。

 過去には女子の棒高跳びでも室内の記録が世界記録となったことがあるが、現在はエレーナ・イシンバエワ(ロシア)が2009年に屋外で出した5メートル06が世界記録。ジェニファー・サー(米国)が昨年マークした5メートル02が室内世界記録となっている。