世界空手連盟の奈蔵稔久事務総長は12日、2020年東京五輪・パラリンピックで空手の実施が決まった場合の会場として、日本武道館を使用することで同武道館と合意したことを明らかにした。

 開会式翌日の7月25日から31日まで行われる予定の柔道が実施を希望している団体戦が入ることも想定し、五輪では8月3~7日の間に行われる方向で了承を得た。

 大会組織委員会や日本オリンピック委員会(JOC)に提出する見通しの実施計画に盛り込む。

 奈蔵氏はこの日、全日本空手道連盟の日下修次事務局長と日本武道館を訪れた。パラリンピックで実施が決まった場合も使用できることになり、奈蔵氏は「既存施設を使い、インフラ投資が不要となることは大きな前進。武道のメッカで開催できれば最高」と語った。