フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで2連覇を果たした羽生結弦(20=ANA)が16日、開催地のスペイン・バルセロナから成田空港に帰国した。

 空港では200人を超えるファンや報道陣の出迎えを受ける前で、金メダルを披露した。「連覇の喜びはあまりない。今年のGPファイナルで一生懸命頑張れたということがうれしい。自分がスケートをしていて、とても楽しかった。こんなに幸せな気持ちで滑れたのは何年ぶりだろうという感じ」と笑顔で振り返った。

 今後は26日に開幕する全日本選手権(長野)に向けて調整する。「今から試合が始まっているという意識を持ちながら、(調整期間が)短い中で集中したい。演技構成は変えるつもりはない。今回の課題はルッツ」。次は日本のファンの前で完全復活を披露するつもりだ。