日本スポーツ振興センター(JSC)は19日、2020年東京五輪のメーンスタジアムとして建て替える国立競技場(東京都新宿区)の解体工事で、未定だった競技場北側の工事業者がフジムラ(東京都江戸川区)に決まったと発表した。

 解体業者選定は難航していたが、3度目の入札で南北両工区の業者が決まり、解体は当初の予定から約半年遅れて来年1月に始まることになる。南側の業者は15日に決まっていた。

 3度目の入札は、業者の応札額が工事の質を保つために設定した最低基準価格を下回ったため、JSCが契約内容を履行できるか調査していた。(共同)