<ラグビー:トップリーグ年間表彰式>◇2日◇明治記念館

 神戸製鋼の新人WTB山下楽平(23)が新人賞、トライ王、ベスト15を獲得した。ルーキーイヤーの3冠は06-07年の北川智規(パナソニック)以来、史上2人目となった。「3つの中では新人賞が一番うれしい。一生に1回しかチャンスがないので」と笑顔を見せた。

 開幕からレギュラーをつかみ、ネマニ・ナドロ(NEC)、堀江恭佑(ヤマハ発動機)と並ぶ11トライ。一番の会心トライは1月11日キャノン戦の前半28分、味方が自陣から蹴ったボールに約60メートルを走って追いつき、右隅に押さえ込んだ場面をあげた。

 それでも「開幕前には目標14本と思っていたので、3本及ばず悔しい思いもある」と、現状に満足はしていない。8日には日本選手権が開幕し、トップリーグプレーオフ準決勝で敗れた雪辱を期す。