美貌と実力を兼ね備えたアタッカーが、日本代表に戻ってきた。日本バレーボール協会は16日、都内で今季の男女日本代表候補の会見を開催した。

 昨年、左アキレスけんを断裂して、銅メダルを獲得した世界選手権メンバーから漏れた狩野舞子(22=パビア)が「強い気持ちを持って挑みたい」と、12年ロンドン五輪に向け再起を誓った。狩野は、昨年7月に久光製薬を退団。11月からイタリア・セリエAのパビアに移籍しプレーしていた。初の海外移籍に「最初は不安だった。言葉はわからないし、時間は守らないし、戸惑うことばかり」。しかし、身ぶり手ぶりで意思疎通をはかりながら、最後は「日本に帰りたくなかった」ほど、タフになった。

 昨年の世界選手権でも、木村沙織1人に頼りきりになったアタッカー陣。頼もしいヒロインが、代表に戻ってきた。