シンクロナイズドスイミング日本代表の次期エース有力候補に、浅田真央似の女子高生・酒井麻里子(17=東京シンクロクラブ)が名乗りをあげた。4日、都内で行われた、ワールドトロフィー(12月5日開幕、マドリード)に向けた代表選手選考会に参加。「身長減点」という独自ルールが採用され、165センチに1・2センチ満たないため減点される中、規定演技などを行い、全26人中トップで通過した。

 デュエット銅メダルの鈴木と原田をはじめ、北京五輪日本代表は9人中8人が大会後に引退。金子シンクロ委員長は「大型新人が出てきました。脚がきれいでスケール感もある」と、7月の世界ジュニア選手権デュエット2位の酒井を絶賛した。身長も技術も伸び続け、12年ロンドン五輪の軸と期待される酒井だが、「4年後のことなんか、まだ考えられません」と話し、同学年でフィギュアスケートの世界女王浅田のように愛らしい笑顔を見せた。この日選出された13人の同代表は今後、10月末の第1次合宿後に11人に絞り込まれる。