ママさんランナー赤羽有紀子(28=ホクレン)が、マラソンでの世界進出へ向けて布石を打つ。8日、世界ハーフマラソン選手権(12日、リオデジャネイロ)へ成田空港を出発。「来年以降のマラソンに向けて、シューズを試したい」と大阪(09年1月)か名古屋(同3月)での初マラソンへ向けた準備も同時進行させることを明かした。

 ナイキ社によると、今回のレースで使用するシューズは、北京五輪1万メートルで履いたものと同タイプ。つまり、1万メートルのスピードを出せる靴で、体がハーフマラソンに耐えられるかをテストする。

 異質な環境への順化もテーマの1つ。「五輪ではなかなか寝付けず、疲れが抜けなかった。これからは、どんな状況でも寝られるようにしたい」と赤羽。マラソン代表で12年ロンドン五輪代表を狙うためにも、海外でタフな心と体を身に付ける。