仙台開催4年目になる全日本大学女子駅伝(杜の都駅伝)が26日、宮城陸上競技場から仙台市役所前までの6区間38・6キロで開催される。東北第1代表として2年連続6度目の出場になる東北福祉大は21日、メンバー全員による選考レースで最終オーダーを決定。開催ホストチームとして、臨戦態勢を整えた。

 正式創部2年目の東北福祉大女子駅伝チームが、過去最高の19位以内を目指す。男子の“箱根”にあたる“杜の都路”を走れるのは部員12人中6人。この日、同大グラウンドで行われた最終選考会では、3600メートルのガチンコ勝負で出走メンバーが決定した。

 4年生は森尚子主将1人だけの若い布陣。東北予選会を左ひざ故障で欠場した1年生エース石山真紀子が1区を務め、2区森主将までに流れに乗る構えだ。小崎浩信監督(39)は「1、2区をワンセットで考えている。地元を盛り上げるためにも1つでも前でタスキをつなぎたい」と、もくろむ。この日トップでゴールした石山も「1秒でも早く走りたい」と意欲。森主将は「コースを知り尽くしている地の利を生かし、地元の中学や高校生に福祉大で走りたいと思わせるレースをしたい」と話した。

 昨年は最終区手前で一斉スタートになり、アンカーにタスキがつながらない悔しさを味わった。8月の3泊4日の高地合宿(秋田・十和田湖)では、毎日1人50キロを走り込んだ。昨年の1区から最長3区(9・1キロ)のエース区間を任された中村亜依(2年)は「長い距離は自分に合っている。今年は自分たちのタスキを最後までつなぎたい」と闘志をみなぎらせた。【佐々木雄高】