陸上男子400メートル障害の為末大(30=APF)が、北京五輪男子100メートル金メダルのボルト(ジャマイカ)のゴールシーンから走りのヒントをつかんだ。3日に東京・多摩市で本格始動。ボルトが両手を広げながらゴールした場面を振り返り「腕振りを止めると、あの速さなら転ぶはず。あの格好で走り切ったことは衝撃的。胴体が安定しているからできることで、それを自分も意識したい」と話した。引退した女子マラソン高橋尚子さんの全盛期の走りも同様で、手足にとらわれない胴体の安定が今後のテーマになるという。