アテネ五輪競泳女子800メートル自由形で金メダルを獲得した柴田亜衣(26=チームアリーナ)が8日、現役引退を表明した。引退後は社員であるデサント社で勤務しながら後進の指導にあたる予定。11日に都内で記者会見を開く。

 柴田は鹿屋体大4年時のアテネ五輪で世界では無名の存在ながら日本の女子自由形選手として初の金メダルを獲得。アテネ後は腰痛などに苦しみ、北京五輪では400メートル、800メートル自由形とも予選落ちしていた。

 鹿屋体大水泳部の田口信教部長は「五輪後は疲れや腰痛もひどく、辞めようと決めていたようだ」と話した。