<女子バレーボール・プレミアリーグ:NEC3-0パイオニア>◇21日◇天童市・山形県総合運動公園総合体育館ほか

 ホームのパイオニアはストレートで首位NECに敗れ、10勝11敗の7位に後退した。第1セットはセットポイントを握りながら、ジュースに持ち込まれて逆転負け。続く2セットも、ともに22-22から3連続失点で力尽きた。レギュラーラウンド6戦を残し、最終ラウンド進出圏内の4位と3勝差に広がった。今日22日の今季本拠地最終戦では、生き残りをかけて2位デンソーと対決する。

 最後はレフト栗原の左アタックが相手ブロックにつかまった。今季NECに2戦連続ストレート負け。第1セットがすべてだった。序盤は4連続得点で8-4とリードしたが、4連続失点で並ばれた。終盤は23-21からジュースにされ、2度のセットポイントを握りながら3連続失点した。吉田監督は「いずれのセットもチャンスはあったが、20点以降の大切なところでアタックを決められなかった。ホームで多くの期待に応えられなくて残念」と目もうつろに振り返った。

 左肩を痛めているレフト、ハニーフが3試合ぶりに先発復帰。チームアタック決定率は今季2番目の45・6%をマークしたが、相手が一枚上だった。4強入りに黄信号が点滅する中、センター庄司主将は「最後まで、あきらめないで戦いたい」。栗原は「可能性のあるうちは頑張りたい」と、今日の今季本拠地最終戦に気持ちを切り替えた。【佐々木雄高】