<陸上:全日本実業団選手権>◇27日◇最終日◇岡山県陸上競技場
世界選手権(ベルリン)やり投げ銅メダルの村上幸史(29=スズキ)が、「省エネ投法」を身につけた。4投目に79メートル46をマークして、8連覇を達成。連戦の影響から肩が重く、8割の力で投げた。体に負担を掛けずに記録を出し、今後の世界大会での戦い方に向け、ヒントを得た。男子100メートルは塚原直貴(24=富士通)が10秒37で制し、来季へ向けて海外武者修行の希望を明かした。
3投目まで74メートル11にとどまった村上は、4投目に、あえて力を抜いた。「8割で投げる感覚ですね」。すると、80メートル近く飛んだ。肩が重く、5投目以降はパス。自己記録の83メートル10に及ばなかったが、収穫がある。世界大会では、予選は省エネ、決勝で全力というのがトップの戦い方。「予選で全力を出しているのは、僕くらい。そのあたり(予選で力を温存すること)は決勝の強みになってきますよね」と話した。
この日限りで、日大時代の同期で400メートル日本歴代2位の山村貴彦(30)が引退。「その分、しっかりやっていかないといけない」とかみしめていた。



