日本レスリング協会は29日の理事会で、11月の広州アジア大会代表の18人を選出し、女子は五輪を2連覇した55キロ級の吉田沙保里(綜合警備保障)や昨年12月に現役に復帰した48キロ級の坂本日登美(自衛隊)が、男子は昨年の世界選手権3位で日本男子唯一のメダルを獲得したフリースタイル66キロ級の米満達弘(自衛隊)が入った。決まっていなかった9月の世界選手権(モスクワ)女子59キロ級代表に、正田絢子(京都・網野高教)を選んだ。

 アジア大会代表は世界選手権代表と同じだが、女子63キロ級だけは世界選手権が五輪2大会連続金メダルの伊調馨(綜合警備保障)で、アジア大会が西牧未央(至学館大大学院)。世界選手権を2連覇しながら代表選考会で敗れた西牧にもチャンスを与えるため。