なるか、34年ぶりの「1勝」。体重無差別で争う柔道の全日本選手権は今日29日、東京・日本武道館で行われ、昨年の世界選手権66キロ級金メダリストの森下純平(21=筑波大)が出場する。60キロ台選手の全日本勝利は、77年の南喜陽以来1度もない。初戦に勝てば、100キロ級世界王者の穴井隆将とも当たる。「目標は1回戦突破。穴井さんとやりたい」と意気込んだ。

 石川・鶴来高3年時の全国高校選手権では、120キロの選手にすくい投げで一本勝ちしたこともある。初戦の岩上真琴(警視庁)は100キロ超級。05、09年に挑戦した、同じ66キロ級で五輪2連覇の内柴正人はともに初戦敗退しただけに「内柴さんを超えられるように頑張りたい」と目指した。