7月の世界選手権(上海)に出場する競泳女子自由形のエース上田春佳(22=キッコーマン)が1日、潰瘍性胃腸炎を患っていることが明らかになった。日本代表として欧州GPを転戦する予定だったが、国内に残って治療と練習を続ける。3月下旬から腹痛を訴え、下血を繰り返すようになったという。先月のジャパンオープンには強行出場したが、ついにドクターストップ。欧州遠征後の13日に米国合宿が始まるが、平井ヘッドコーチは「通常1カ月で3割くらい回復するもの」と話し、現状は厳しい。背泳ぎの寺川らと組む400メートルメドレーリレーは世界選手権メダル獲得が期待されるだけに痛手を負った。