27日に閉幕したロシア杯で、フィギュアで3季ぶりのGPシリーズ制覇を成し遂げた浅田真央(21=中京大)が29日、成田空港に凱旋(がいせん)帰国した。ロシア杯は武器のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)こそ封印したが、「もちろん、トリプルアクセルをあきらめたわけではない。精いっぱいの努力をしたい」。12月8日開幕のGPファイナル(カナダ・ケベック)にも出場が決まり「さらに良くなる滑りを皆さんに見せたい」と手応えを感じていた。GPファイナルが開かれるケベックは、07年のスケートカナダで優勝した思い出の地だ。「優勝というよい結果でファイナルを迎えられる。その流れで頑張ります」と、久々の優勝に笑顔だった。