トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)復活の鍵は「室伏トレ」にあり?

 フィギュアスケートの浅田真央(21=中京大)は11日、都内で7月のアイスショー「ザ・アイス2012」の発表会見に出席した。来季の構想を問われると「去年踊った『ジュピター』のように、自分の気持ちを滑りで表現できれば」と話すにとどめた。世界王座奪還へ、その鍵となるのはやはりトリプルアクセルだ。3月の世界選手権では、昨年2月の4大陸選手権以来約1年ぶりの成功を目指したが、本番ではSP、フリーともに失敗。本来の力を発揮できなかった。

 そこで浅田サイドが着目するは、中京大准教授の室伏だ。同じ回転運動の男子ハンマー投げ。その鉄人は体幹を鍛える「赤ちゃん」トレで、37歳の今も進化し続ける。テニスの錦織も同じトレーナーから指導を受け、世界ランクは上昇。関係者は「コア(体幹)が鍛えられれば(浅田も)変わるはず」。あくまでロンドン五輪後のアイデアだが、真央復活の期待は膨らむ。