全日本柔道連盟(全柔連)は30日、東京都文京区の講道館で記者会見を開き、女子代表の園田隆二監督とコーチが暴力やパワーハラスメントを受けたとする選手15人から告発された問題で、事実関係を認めて謝罪した。

 園田監督はこの日朝、自宅を出る際に現状を説明した。スーツ姿で現れ、記者の姿を確認して自ら歩み寄り「すいません、まだ話せません。きちんと会社(警視庁)、連盟と話し合ってから、なるべく早い段階で対応します。いまは詳しいことは話せないです」と申し訳なさそうに話した。この日の予定を聞くと、「今日は会社に行きます」と言葉を続け、車に乗り込んで自宅をあとにした。その他の記者の問い掛けには、答えなかった。