スピードスケートの岡崎朋美(42=富士急)が「ゆるキャラ」を武器にソチ五輪切符を勝ち取る。25日、五輪代表選考会の会場となる長野・エムウエーブで調整。一発逆転の代表入りへ、名字と同じ、愛知県岡崎市のご当地キャラ「オカザえもん」を味方にした。

 岡崎はぬいぐるみ、クッション、座布団など「オカザえもん」グッズで周りを固めた。オカザえもんは、本名「岡崎衛門之介」、41歳で4歳の子供を育てるバツイチの設定。8月のご当地キャラ総選挙で千葉県船橋市「ふなっしー」に次いで2位に入るなど、人気は急上昇中。岡崎は、同じ名前でキモかわいいキャラにはまったという。

 2カ月前から長女杏珠ちゃん(3)を夫の安武宏倫さん(45)の大阪の実家に預け、孤独な戦いを続けている。厳しい練習後に迎えてくれる「オカザえもん」は最高の癒やしだ。W杯代表から漏れ、不調が続いたが、この日は「トップを目指す。持っている技術をフルに発揮できれば、いい戦いになる」ときっぱり。ゆるキャラ効果で強気も戻った。