第2回ユース五輪(16~28日、中国・南京)柔道男子66キロ級代表の阿部一二三(17=神港学園高)が、金メダル第1号に名乗りを上げた。日本選手団が12日に都内で開いた結団式に出席。大会初日(17日)に試合が行われることを聞かれると、「取りにいきます!

 全部一本勝ちで優勝して、海外でも通用すると確かめたい」と力強く誓った。

 今月の高校総体でも、秒殺を含む6試合オール一本勝ちの圧勝劇で、視察した日本代表の井上康生監督らを驚かせた大器。ユース五輪の出場資格は14~18歳までで、20年東京五輪で期待される世代だが、阿部の目標は「リオ五輪です。ここでは負けてられない」。秋にはシニア大会デビューも控え、弾みをつけるためにも必勝の舞台。目立つのは「嫌いではない」という9日に17歳になったばかりの超新星が、ド派手に“五輪デビュー”を飾る。