日本スケート連盟の橋本聖子会長(49)が、フィギュアスケート男子の高橋大輔(28=関大大学院)に「無理チューしていた」と、20日発売の週刊誌「週刊文春」に報じられた。ソチ五輪最終日(2月23日)後の選手村での打ち上げで、酒が入った橋本会長が嫌がる高橋にキスしたという内容で、2人がキスしていたとする写真も掲載している。

 都内の参議院議員会館にある橋本聖子事務所は19日、報道各社へ文書でコメントを送付。「キスを強制した事実はありません」とした上で「何か特別な感情があるわけではありません。また、ほかの選手、コーチ、スタッフなどにも敬意と感謝を込めてハグしていました」。セクハラ行為にあたるのでは?

 との指摘には「そのような認識はありません。選手団の選手や役員は、外国の選手などとの交流が多く打ち上げなどでは、ごく自然にハグやキスをすることがあります。ただし、一般の方の誤解を招くようなことがあったとすれば、気を付けなければならないと反省しています」と回答した。

 一方、高橋のマネジメント会社は「セクハラでも何でもなく、スケート界では健闘をたたえて、ハグやキスをすることはよくあることです」と説明。また、日本スケート連盟の鈴木恵一副会長は「連盟としては静観するしかない」と言い、橋本氏が選手強化本部長を務める日本オリンピック委員会(JOC)の平真事務局長は「内容が分からないので、しっかり状況を把握したい」と話すにとどめた。