<バレーボール:W杯男子大会・日本3-1エジプト>◇6日目◇27日◇マリンメッセ福岡

 日本が開幕6試合目で待望の勝利をつかんだ。世界ランキング18位の日本は、同12位でアフリカ選手権優勝のエジプトと対戦し逆転勝利。第1セットこそ奪われたがその後3連取した。日本は開幕から5連敗で迎えたが、通算1勝5敗とした。3位までがロンドン五輪出場権を得る今大会だが、日本はこの試合までに11位と不振だった。

 植田監督は「悔しいゲームが続いていたが、中身はいいバレーをしていた。結果を出したかった」と素直に喜んだ。エース清水が第2セット中盤にはサーブで相手守備を崩して連続得点の足掛かりをつくるなど大車輪の活躍。「苦しい時こそ一丸で戦おうと話してきた」と同監督。今大会3位までに与えられるロンドン五輪出場権は絶望的だが、一丸でチーム力アップを目指す。