<女子バレーボール:ワールドグランプリ>◇第2日◇21日◇東京・有明コロシアム

 世界ランク3位の日本が同11位のトルコに25-13、25-17、25-17のストレート勝ちで2連勝とした。先発起用されたミドルブロッカー大野果奈(22)が機能。11得点し、攻守に勝利に貢献した。51歳の誕生日を迎えた真鍋監督に、うれしい白星をプレゼントした。

 大野が光った。得意のBクイックで得点を重ね、ライトからも強烈なスパイクを決めた。守備でも相手のバックアタックをブロック1枚で止めるなど、存在感を示した。エース木村から「センターからクイックを決めてくれて、ブロックが割れた。(サイドから打てる)コースが広がった。助けられた」と感謝された。

 「ミドルブロッカーだが他のポジションもこなせる選手」と真鍋監督から高く評価される。大野は「(所属の)NECでライトの練習もしていたので、抵抗なくやれている」と話す。1つのポジションにこだわらない新戦術「ハイブリッド6」に適応している。

 試合後は真鍋監督の誕生日を祝って、選手がバースデーソングを歌う場面も。「すてきなプレゼントになったと思います」と、チーム最多得点の石井は話した。大野、長岡、石井の3人が10点以上を挙げるなど理想的な形で決勝リーグを滑りだした。