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高橋が逆転で連覇/フィギュア

ダイナミックな演技で男子シングル優勝を飾った高橋(撮影・鈴木豊)
ダイナミックな演技で男子シングル優勝を飾った高橋(撮影・鈴木豊)

<フィギュアスケート:NHK杯>◇最終日◇2日◇仙台市体育館

 高橋大輔(21=関大)が、今季GPシリーズ全6戦の最高得点となる総合234・22点で、ショートプログラム(SP)2位からの逆転優勝を遂げた。冒頭の4回転ジャンプで転倒したが、その後のジャンプを完ぺきにまとめて大会連覇を果たした。日本男子最多のGPシリーズ通算4勝目。13日に開幕するGPファイナル(トリノ)に1位通過で3季連続出場を決めた。

 81・33点の技術点が場内に表示されるとどよめきが起きた。出場選手12人中、ただ1人の80点台をマークした高い技術で、高橋が逆転優勝を引き寄せた。「連覇が1つの目標だった。それが達成できて良かった」。冒頭の4回転は転倒したが、残り7回のジャンプを完ぺきにまとめた。

 2本の4回転ジャンプを入れる予定だった。GP初戦のスケートアメリカで回避したことが、心残りだった。しかし、この日の朝に、モロゾフ・コーチに「1本で行く」と指示された。本人は「やりたかった」がSP2位発進で、GPファイナル出場に失敗が許されない状況での判断だった。

 その4回転を転んだ。「悔しかった。優勝でも内容は納得していない」。ただ失敗が尾を引く悪い癖は出なかった。失敗しても「気持ちをすぐに切り替えた」。フリー自己ベストをマークした昨年のNHK杯の86・19点には及ばなかったが、2位に5点差をつけて世界トップレベルの実力を証明した。

 SPとフリーの合計234・22点は今季のGPシリーズ最高得点。日本男子初のGPファイナル優勝に向け、大きな弾みがついた。「3位、2位と来ているので、残りは1位しかない」。その栄冠のために、今度こそ2本の4回転をそろえる。【吉松忠弘】

[2007年12月3日9時38分 紙面から]

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