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柔道石井五輪資格ない!出場大会増で対応

- 石井慧は過密5連戦を前にしながら、強気を貫いた
柔道男子100キロ超級で北京五輪代表を目指す石井慧(21=国士舘大)が予想外の「苦難の5連戦」に挑む。男子日本代表の静岡・伊東合宿の公開練習が25日、行われた。12月上旬の嘉納杯東京国際で優勝し代表争いで優位に立った石井だが、アジア柔道連盟が定める五輪出場資格を満たしていないことが判明。資格を得るために、来春の欧州での2つの国際大会と4月の代表選考を左右する国内2大会の間に、カザフスタン国際への出場を余儀なくされた。
100キロ超級のホープ石井が、北京五輪へ向けて思わぬ強行5連戦を強いられることになった。アジア連盟が定める個人の五輪出場資格を得るため、3月中旬のカザフスタン国際への出場が急きょ決定。タフさを誇る石井も驚くほどの過密日程になってしまった。
アジア連盟が定める五輪出場資格の小さな変更点を首脳陣が確認したのが数日前だったことが発端だった。これまでは世界選手権を含む所定の3大会に不出場の場合、毎年2~3月に行われる欧州での国際大会など、同連盟指定の国際大会のうち2つに出場すれば資格を取得できた。だが、今回からは欧州の国際大会が指定から外れていた。
石井は昨年12月のアジア大会に出場しているが、100キロ級のため、現階級の条件を満たしていない。アジア連盟指定の2つの国際大会のうち、12月上旬の嘉納杯東京国際で1つ目をクリアしたが、もう1大会足りない。4月26~27日に韓国・済州島でアジア選手権があるが、中1日で国内選考の命運を握る全日本選手権が控えるため出場は困難。欧州→日本→中央アジアという厳しい移動にも見舞われるが、条件クリアのためカザフスタン国際に打って出るしかない。
「昨日(24日)、聞きました」と石井は苦笑いを浮かべた。欧州の国際大会と4月の国内大会を含め2カ月半で5試合。「高校、大学でも記憶がない」ほどの超過密日程だ。斉藤男子代表監督には負担軽減のため3月初旬のチェコ国際回避を提案されたが、代表争いで重要な「海外の強豪への強さ」を少しでもアピールしたいため断った。「代表になるには勝つしかない。北京五輪で金メダルを取ってから休みます」。固い決意で「5戦全勝」を狙う。【菅家大輔】
[2007年12月26日9時3分 紙面から]
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