静岡聖光学院が56-7で浜松工を破り、3年ぶり5度目の優勝を飾った。

「最後の親子対決」は、息子に軍配が上がった。浜松工の小林礼治部長(46)と静岡聖光学院CTB小林大悟(3年)は父子で、花園切符を懸けて戦っていた。後半3分、大悟が静岡聖光学院のリードを広げるトライ。礼治部長は「浜工が勝つことだけを考えていましたので、複雑な気持ちでした」と話した。

試合後、大悟は浜松工のベンチ前に行きながら、父にはあいさつせずに引き返そうとしたが、呼び止められて握手。感想を問われると「恥ずかしかったですが、父のことは意識せずに戦いました。花園では父も応援してくれると思うので、成長した姿を見せたいです」と笑みを浮かべた。